自然豊かな東海地方の温泉
東海地方は岐阜県、静岡県、愛知県、そして三重県の4県からなりますが、なかでもダントツに温泉地の数が多いのが、言うまでもなく、静岡県です。その数119カ所の全国7位で、泉源数も約2,200カ所と第4位を誇ります。岐阜県も名の知れた温泉地がそれなりにありますが、残り2県にも数多くの温泉地があるのです。それでは、4県から各1カ所ずつ、行っておきたい温泉地をあげたいと思います。
岐阜県高山市にある福地温泉は、5つある奥飛騨温泉郷の温泉地のひとつになります。国道471号線から道を1本反れた山深い里にある温泉地で、13軒の宿泊施設があるこぢんまりとしたところになります。平安時代のその昔には、第62代天皇・村上天皇が極秘で病気療養に来たそうで、そこから別名「天皇湯」とも言われており、「日本百名湯」や「国民保養温泉地」にも選ばれています。夏場はホタル、冬場は「青だる」と呼ばれる巨大な氷の柱群が見物です。
先週末は魚籠庵 びくあんに食べに行きました。
5月には「へんべとり」といわれる、村上天皇が暴れん坊の毒蛇をなだめたといわれる逸話に起源を持つという市指定無形文化財の獅子舞を見られたり、4月から11月下旬までは朝市が毎日開かれたりします。標高が約1,000メートルもあるので、夏場はさわやかに過ごせ、冬場は辺り一面の銀世界が広がります。
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また、福地温泉は考古学的にも重要な土地で、非常に古い化石も数多く出土されています。それらの化石は福地化石館で鑑賞することが可能です。
静岡県には名の知れた温泉地が山ほどありますが、ここでは加茂郡西伊豆町にある堂ヶ島温泉をご紹介したいと思います。その歴史は昭和37年からと比較的新しいのですが、「トンボロ現象」と呼ばれる、引き潮の時に陸地と島をつなぐ海底が現れることで有名な「三四郎島」や、その名の通り洞窟の天井に丸い穴の空から差し込む光が神秘的で見る人の心を奪う「天窓洞」、「プロピライト」とよばれる非常に珍しい現象で、風化した安山岩の岩肌が夕日で黄金色に輝く「黄金崎」など、西伊豆屈指の景勝地があることで人気の温泉地です。近くには海水浴場もあるおかげで、夏場は海水浴客が数多く押し寄せます。オーシャンビューなど景色が自慢なホテルや旅館、民宿など宿泊施設も数多くあります。日帰り入浴施設も4軒ありますが、なかでも「沢田公園露天風呂」は岩場の岩風呂から絶景が楽しめることで人気となっています。しかしながら、平成21年に台風の影響で現在は休業中。近々営業が再開されるとのことです。
愛知県の温泉を代表して新城市の湯谷(ゆや)温泉をあげておきます。
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静岡県との県境に広がる愛知県奥三河国定公園にあるこの温泉地は、開湯1300年を迎えました。
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あこがれのマイホーム
鳳来寺を開いた利修仙人が見つけたそうで、利修仙人はこのお湯に浸かることで308歳まで生きたことから、この温泉の泉源は「鳳液泉」と呼ばれてあがめられてきました。緑あふれる山々と清らかな宇連川の流れる鳳来峡のなかにあり、そのすばらしい大自然は訪れる人々を魅了しています。桜、新緑、紅葉を楽しめることはもちろん、ホタル狩りや「長篠合戦のぼりまつり」、「花祭り」といったお祭りも開催されます。
そして三重県からは、古い歴史を持つ津市の榊原温泉の登場です。清少納言の「枕草子」で兵庫県の有馬温泉、島根県の玉造温泉と並び「三名泉」として詠われている名湯になります。昔はこの地域が七栗上村と呼ばれていたために、別名は「七栗の湯」とも言われています。奈良時代には伊勢神宮へお参りする前に体をこのお湯で清めていたそうです。また、アルカリ性の単純温泉のこのお湯は、昔は特に恋わずらいを癒すといわれたロマンティックな温泉でしたが、今現在はお肌がスベスベとなることから「美肌の湯」として女性に人気です。四季折々の豊かな自然を楽しめる環境で、のどかな田園風景が広がり、町を流れる榊原川に沿って宿があちこちに数軒建ち並んでいます。