名湯の集まる長野県を有する甲信越地方
山梨県、長野県、新潟県の3県にも、例外なくたくさんの温泉が存在しています。なかでも、特に長野県は温泉のメッカと言っても過言ではなく、その数は231カ所で全国2位。1位の北海道が254カ所なので大差がありません。
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しかも、温泉施設の数は北海道の倍近くあるというから驚きです。関東圏からも毎年たくさんの人が足を運んでは長野県の湯を楽しんでいます。また、こよなく温泉を愛していた戦国武将の武田信玄は、傷ついた兵士たちを温泉で癒していたそうで、長野県と山梨県にはそんな「信玄の隠し湯」と呼ばれる温泉が特に数多くあります。新潟県も温泉地の数は全国第3位を誇り、その数は150カ所になります。それでは、この3県からも1カ所ずつ、おすすめの温泉地を紹介したいと思います。
山梨県南巨摩郡見延長にある下部(しもべ)温泉は代表的な「信玄の隠し湯」のひとつ。泉質は単純温泉になります。山梨県にある「信玄の隠し湯」の多くは泉源の温度が低く、この温泉も32℃しかありません。ですから、このぬるめのお湯のほかに加熱して熱くしたお湯を用意してあり、そのふたつの浴槽に交互に入ることになります。信玄自身が川中島の戦いで負った傷を癒したと言われるこの温泉は、約1200年もの歴史を誇るそうです。また、下部には全国でも珍しくホタルが自然繁殖しています。
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温泉だけでなく、ホタルが放つ光による美しく幻想的な世界を堪能してみるのはいかがでしょうか。
長野県は野沢温泉、白骨温泉といったメジャーな温泉地もありますが、ここでは松本市の上高地温泉をあげておきたいと思います。上高地といえば誰もがその名を一度は聞いたことのある有名な山岳リゾート地ですが、そこにも温泉が湧いています。焼岳火山帯を泉源とし、江戸時代後期・1830年からの歴史を誇るといわれています。上高地の中心にこの温泉に入ることのできる2軒のホテルがありますが、時間帯により日帰り入浴客も受け付けていますから事前に調べてから足を運びましょう。穂高連邦や焼岳、霞沢岳などの名峰を望む豊かな大自然に囲まれた絶好のロケーションでのんびりつかれば疲れも吹っ飛ぶことうけ合いです。
そして新潟県からは村上市の瀬波温泉をご紹介します。
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石油の発掘中にわき出た温泉で、開湯は明治37年とほかの古い温泉に比べると比較的歴史の浅い温泉でありますが、日本海に面していてそこに沈んでいく夕日が特にすばらしいことで有名です。昭和12年には与謝野晶子がこの地に足を運んでおり、瀬波を題材にした短歌を数点残しています。また、村上市は城下町としても知られていて、松尾芭蕉も道中に立ち寄ったことがあるそうです。自然も豊かで、おいしい海産物を食べたり地酒を飲んだり、食の面でも期待できます。